不妊カップルに光を! 卵子提供ドナーについて知ろう

卵子提供で卵子を第三者より提供された場合と遺伝の関係

日本では、およそ6組に1組のカップルが不妊症に悩んでいると言われています。
不妊症と言ってもさまざまなケースがあります。


人工授精から体外授精へステップアップしても妊娠できない、また早期閉経や卵巣摘出によって卵子が作れなくなった、など不妊が女性の卵子に原因が考えられる場合に、最終ステップとして「卵子提供」という手段があります。


これは、第三者の卵子提供により妊娠・出産へと進んでいくのですが、いくらお腹を痛めて出産しても、産みの母の遺伝子が子どもに引き継がれず、卵子提供者のDNAを引き継がれるというものでした。


先ごろ、卵子提供で妊娠した子どもに、妊娠中の母体の羊水からDNAを引き継がれるという、驚くべき研究論文が発表されました。


掲載記事の参照元:卵子ドナーの登録条件


妊娠中の母体の羊水からDNAが引き継がれるというのは本当か?

 

英・サウサンプトン大学の婦人科学者であるニック・マクロン教授のかねてからの知見によって、生殖学のスペシャリスト、フィリペ・ビレラ博士及びカルロス・シモン博士は研究論文を発表し、それは「EXPRESS」を含む海外サイトにて掲載されました。出典は下記からとなっております。


http://www.express.co.uk


その研究論文によると、スペインにおいて不妊治療で有名であるIVバレンシア病院で、20名のIVFを含む不妊治療歴の女性を対象に研究が行われ、その結果として、卵子提供によって妊娠した母体の羊水より遺伝物質が含まれているといったことが明らかになったのです。
同病院の実験室で研究において、胚が妊娠した母親のDNAの情報を吸収するといったことを確認しております。


ビレラ博士は、子宮と胚の間にて遺伝子交換があることが判明したが、これは以前からわかっていたことだと述べております。


ビレラ博士の知見による研究を証拠づける事実を、マクロン教授とシモン博士が主導となって、更に研究論文を作成、その内容は医学誌「Development」に掲載されました。


ここでは、他人の卵子提供によって受精した胚を子宮に戻して、着床させて妊娠した場合、子宮内で養育している母体の羊水を通じ、母体から胎児に対しての遺伝子の転移が行われるという驚愕の事実を明らかにしております。


http://www.ncbi.nlm.nih.gov からの出典を要約すると、「初期移植時には、胚盤胞は子宮内膜を相互作用し管理をします。それから、子宮内膜上皮により分泌される子宮内膜流体である羊水は、胎児を養育するのです。マイクロアレイ・プロファイリングによると27名の母体のマイクロRNAのうち、6つは移植され、人間の子宮内膜流体へと放出されたことが判明しました。」と発表しております。


この研究発表だけで、卵子提供された子供のDNAは母体のDNAであると断言することは、現段階ではまだできませんが、少なくとも高齢出産を望むのであれば、自分の卵子による体外受精や顕微授精といった不妊治療に時間やお金を注ぐよりは、卵子提供により不妊治療を望んだ方が確実で、その際の遺伝においても、母体の遺伝子を引き継ぐのであるから問題はないとの考え方を継承することが出来るでしょう。